
最も知名度が高い
台湾烏龍茶
現在では台湾で広く栽培されるようになり、様々な品種から作られるようになった凍頂烏龍。
その歴史は意外と浅く、19世紀ごろに栽培が始まったと言われています。
元々は南投県鹿谷郷にある凍頂山という山が産地で、ここで採れる烏龍茶は台湾では最高峰と言われています。

緑茶に近く
日本でも人気のお茶
茶葉を20%〜30%ほど発酵させた中発酵の名茶である凍頂烏龍は、味が緑茶に近いと言われています。
緑茶との違いは、「殺青」という茶葉の加熱処理の方法にあります。
この違いにより、凍頂烏龍独特の爽やかな香りを引き出しているのです。
茶葉を焙煎したものもあり、焙煎の度合いによって「軽焙煎」や「中焙煎」「重焙煎」と表示されています。
焙煎した茶葉は香ばしく、甘く奥深い香りと、心地よく濃厚な味わいが楽しめます。

主な品種は
「青心烏龍」と「金萱烏龍」
凍頂烏龍が作られる主な品種は「青心烏龍」と「金萱烏龍」です。
青心烏龍は台湾烏龍茶の王道とも言われる品種で、台湾で最も広く栽培されています。 すっきりとした飲み心地と爽やかな香りが特徴で、一般的に青心烏龍から作られたものが凍頂烏龍と呼ばれています。
金萱烏龍は新品種で、作られたものは「凍頂金萱烏龍」「凍頂金萱茶」などと呼ばれています。 玉露にも似たさっぱりとした味わいと優しい甘み、バニラや濃厚なミルクのような香りが特徴です。


